QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
【問題】
2016年・秋
問12
①
顧客要求の多様化の進展は、市場における製品の短命化の要因となり、これへの対応のために企業では新製品を次々に市場に投入することが求められる。そのため企業は開発期間の短縮に迫られる。企業が短期間で顧客が求める品質の製品を開発・設計・製造・検査して市場に投入するためには、営業部門などが把握した市場(顧客)の情報が、開発設計部門に確実かつ円滑に伝達されることが不可欠である。
②
顧客の要求品質は言葉によって表現されることが多い。この言葉による顧客の要求品質を、品質特性に変換し、製品の設計品質を定め、これを各機能部品の品質、さらに個々の部品の品質や工程の要素に至るまで、これらの間の関連を系統的に展開していく方法が品質展開である。
③
この展開のプロセスは、まず顧客の要求を収集する。その要求を分類・整理して要求品質展開表を作成する。ついで、要求項目ごとの特性を列挙・整理し、品質特性展開表を作成する。そしてこの作成された2つの展開表をマトリックス図の形にし、相互の対応関係を明確にする。このマトリックス図が狭義の品質表と呼ばれているものである。
④
さらに企業として、短期間で製品の開発・設計を実現し市場投入させるためには、ボトルネック技術をできる限り開発の初期段階で発見し、それに対して解決を計画的に図っていくことも重要な活動である。この技術を組織的に見つけ出す方法に技術展開がある。
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※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
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【解説】
製品の品質の問題です。
品質表は要求品質と品質特性を展開したマトリックス図にすることで品質がわかりやすくなります。
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計算や付表を使用しない文章だけの問題についてはこのブログでどんどん取り上げ、学習していきます。
QC検定まであと10日を切りました。
最後の追い込みです。
過去問の出典はこちらです。
過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
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