QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
品質管理の読み物としてもどうぞ。
【問題】
2016年・秋
問17
①
製品・サービスの品質を保証していくためには、企業で働く各人が品質意識を高揚し、着実に行動することが不可欠である。このような人材を育成するために、教育・訓練は企業にとって取り組むべき重要な課題である。企業において従業員を対象に行われる教育・訓練は、各人が組織員として期待される役割を十分に果たせるようにすることである。各人が、課せられた仕事の目的を明確にし、その目的を達成するための最良の方法を考え、実行し、目的を達成したかを自ら確認することが重要である。
②
企業でこのような人材を育成する方法には、"企業として行う教育・訓練"と"個人やグループとして取り組む学習"とがある。"企業として行う教育・訓練"には、仕事をとおして学ぶ通称OJTといわれる職場内教育と、これを補うものとして位置づけられる通称Off-JTといわれる職場外教育がある。"個人やグループとして取り組む学習"には、自己啓発や相互啓発などがある。
③
"企業として行う教育・訓練"のひとつであるOJTは、各人が組織の一員として機能していくために、その担当する仕事に対して求められる行動ができるように現状の不十分な行動を改善していくことである。この行動を支えるのは、"わかる、できる、その気になる"ための知識、知識を仕事に活かす腕前である技能、態度が重要である。これらをOJTの一環として上司や先輩が、部下や後輩に教えることが基本といわれる。
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※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
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【解説】
人材教育の問題です。
私がQC検定2級の勉強をしているのは"個人やグループとして取り組む学習"の自己啓発です。
"企業として行う教育・訓練"が充実している企業が羨ましいです。
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計算や付表を使用しない文章だけの問題についてはこのブログでどんどん取り上げ、学習していきます。
QC検定まであと1週間を切りました。
最後の追い込みです。
過去問の出典はこちらです。
![]() 過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
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