QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
品質管理の読み物としてもどうぞ。
【問題】
2017年・秋
問13
①
欧州には多くの国があるが、各国の枠を超えてEN規格が制定されており、これにより各国が同じ標準で製品の設計・開発、製造などの活動が行えるようにしている。これは、地域標準の例である。
②
JIS規格は、経済産業大臣や主務大臣の承認によって制定されており、これを満たす製品であれば消費者は安心して製品を購入できる。これは、国家標準の例である。
③
米国では、英語で書かれているISO規格をそのまま読むことができるが、改めてANSI規格として制定し、使用している。これは、国家標準の例である。
④
B社では過去の経験やノウハウなども含めて作業のやり方を規定した文章を活用している。これにより製品・サービスのばらつきが低減し、担当者や日によらず同じものが提供できるようにしている。これは、社内標準の例である。
⑤
ISO規格のほか、電気製品についてのIEC規格、通信に関係するITU規格がある。これらは、国際標準である。
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※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
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【解説】
標準の種類の問題です。
適用範囲が広いものから順に
国際標準>地域標準>国家標準>団体標準>社内標準
という形になります。
地域は国をまたがる地域という意味で、複数の国をまたがる標準のことを指すので注意しましょう。
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今回でQC検定の問題の公開を終了します。
QC検定まで残りわずか。
最後の追い込みを頑張りましょう。
過去問の出典はこちらです。
![]() 過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
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