QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
【問題】
2015年・春
問8
①
日常管理は、組織のそれぞれの部門が通常実施する職務について、定められた分掌業務を順(遵)守し、自部門の役割を確実に果たすことが基本である。
②
日常管理の実施にあたっては、関連する他部門を再確認し、それらの部門とどのようなものやサービス、あるいは情報などを互いに授受しているかという観点から分掌業務を確認することが必要である。そのうえで、業務の目的が達成されているかを評価するための実力に応じた適切な管理項目と管理水準を定めて一覧表にまとめるなどして、部門内に周知徹底を図ることが大切である。また、異常が発見されたときの原因追及・処置の手続き、役割分担などを決め、これらが確実に実施されるようにしなければならない。
③
発生した異常、は1件ごとに異常報告書を作成し、応急対策、原因追及、再発防止対策、(可能な場合)効果確認などのステップに分けて進捗をフォローすることが大切である。異常の原因が複数の部門にまたがる場合は、関連する部門に異常報告書を送付し、協力を仰ぐことが重要である。
----------
※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
----------
【解説】
日常管理の問題です。
分掌業務とは、各部門やチームに適切に割り当てられた業務のことです。
しっかりと分掌業務の割り当てができていないと、各チームごとで同じ作業を実施したり、誰もその作業を自チームの作業と認識しておらず実施されないなどの問題が発生します。
----------
今後も、計算や付表を使用しない文章だけの問題についてはこのブログでどんどん取り上げ、学習していこうと思っています。
過去問の出典はこちらです。
過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
|