QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
【問題】
2015年・春
問10
①
ものづくりにおいては、製品・サービスを提供するうえで管理すべき要素を品質特性として定め、設計や製造などの各段階における管理レベルを高め、実践することで顧客満足度の向上に努めることが使命である。そのためには、設計段階において顧客要求をもとにした設計を行うことで設計品質を高め、品質特性を決めることが大切である。
②
製造段階においては、設計で狙った品質特性に対して、出来上がった製品をどのように合致させるかが課題であり、できばえの品質を高めることで、ばらつきの少ないものづくりをすることが重要である。
③
ものづくりの現場では、工程を管理するために維持活動と改善活動がある。維持活動では、仕事のやり方などを安定させるために作業標準を作成し、作業標準に基づいた教育・訓練を実施し、業務を確実に行うことで現在の技術水準を維持していく。改善活動では、発生した異常に対して原因を究明し、再発防止策をとることで、工程を安定した状態にする。
----------
※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
----------
【解説】
品質の概念の問題です。
言葉の意味として、次の2種はほぼ同じ意味です。
ねらいの品質=設計品質
できばえの品質=製造品質
QC検定2級の試験では選択肢で出題されるため、どちらを出題された場合でも同じ意味だと理解して解答できるといいですね。
----------
今後も、計算や付表を使用しない文章だけの問題についてはこのブログでどんどん取り上げ、学習していこうと思っています。
過去問の出典はこちらです。
過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
|