QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
今回から2016年・秋の試験を進めていきます。
【問題】
2016年・秋
問6
①
取り上げた問題の因果構造が複雑になっているとき、原因と結果の関係を矢印でつないで表現してわかりやすく図解するときに用いられるのが連関図である。まず、問題を引き起こしている原因を一次要因としてとらえる。次に、一次要因を結果として、その原因を二次要因とし、これを繰り返すことで、原因と結果の関係を連鎖的に展開していく。原因と結果が複雑に絡み合っている場合には、どれが原因かがわかりにくくなっているが、問題の全体像を大きくとらえて、問題の構造を明らかにすることで、真の問題点を追究することができる。真の問題点が明らかになれば、これを特性として4Mなどの大要因から具体的なアクションが取れるまでの要因の洗い出しを特性要因図により実施するとよい。
②
特定された原因に有効な対策を選定する場合、その目的を達成するために具体的な手段を展開していくときに用いられるのが系統図である。まず、目的を達成するための手段を一次手段とし、次に、一次手段を目的としてそれを達成するための手段を二次手段とし、これを繰り返すことでより具体的な手段に展開していく。対策の優先順位を決めるためには、対策案を評価する項目にマトリックス図を用いることで、さまざまな観点から対策案を比較・検討するとよい。
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※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
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【解説】
QC七つ道具・新QC七つ道具の問題です。
七つ道具の使い方からどの七つ道具を使用するかを考える必要があります。
連関図も系統図も「繰り返す」という言葉が入っていて少し迷いそうですが、目的と手段を用いるのが系統図です。
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計算や付表を使用しない文章だけの問題についてはこのブログでどんどん取り上げ、学習していきます。
QC検定まであと10日を切りました。
最後の追い込みです。
過去問の出典はこちらです。
過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
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