QC検定2級の過去問の内容を私の学習用にアレンジして紹介しています。
品質管理の読み物としてもどうぞ。
【問題】
2016年・秋
問14
①
工業標準化は、その適用の規模で分類される。通称ISOと呼ばれる規格などの国際標準は国際標準化機構が制定する。また、例えばヨーロッパ標準化機構が制定する通称CENと呼ばれる規格などで、限られた地域や国際的なつながりを有する地域標準化機関により制定される地域標準がある。さらに日本では、通称JISと呼ばれる日本工業規格などの国家標準がある。
②
JISは工業標準化法に基づいて制定された日本の国家規格である。この法律は、同法によって設置された日本工業標準化調査会での審議後、主務大臣によって制定される。JISは、食品および農林分野を除く工業製品が対象となる。
③
JISを性質別に分類すると、用語・記号・単位など、広範囲で全般的な内容を規定する基本規格、試験方法・分析方法・生産方法・使用方法などを規定する方法規格、鉱工業品が特定の条件下で、所定の目的を確実に果たすために、満たさなければならない要求事項について規定する製品規格に分類することができる。
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※試験では赤字の個所が選択肢として出題されています。
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【解説】
標準とJISの問題です。
JISは多くの分野を対象とした基準ですので、多くの場所で見かけますね。
身近なものでもちょっと調べるとJISという単語を確認できるかもしれません。
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計算や付表を使用しない文章だけの問題についてはこのブログでどんどん取り上げ、学習していきます。
QC検定まであと10日を切りました。
最後の追い込みです。
過去問の出典はこちらです。
![]() 過去問題で学ぶQC検定2級(2018年版) [ 仁科健 ]
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