最近コロナウイルスの話題で、リーマンショック以上の経済危機であり、世界恐慌以来ではないかと言われています。
ここで、世界恐慌ってなーに?
っていう人は多いでしょう。
ということで、今回は世界恐慌について掘り下げていってみます。
世界恐慌は1929年に始まり、1930年代後半まで続いた経済の衰退のことです。
現在であれば失われた10年などと呼ばれるのではないでしょうか。
1929年に生きていた人は2020年現在では90歳以上であり、
日本では歴史を経済的な観点で学ぶことはほとんどないので、世界恐慌という単語自体をコロナ騒動で初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
原因こそコロナとは違いますが、株価の大幅な減少から始まり、以下のような特徴がありました。
1.世界のGDP(国内総生産)が15%以上減少
2.国際貿易は50%以上減少
3.農作物の価格は約65%下落
4.失業率が30%を超えた国も
コロナウイルスの流行でも株価が大幅に減少し、海外との往来が減り、自粛により生産力も減り、失業する人が徐々に増えてくるという、世界恐慌に近い特徴が見られています。
より詳しく知りたい方は世界恐慌 - Wikipediaへ
ということで、1929年から始まった世界恐慌に学び、コロナウイルスの終息後に少しでも早い経済回復ができることを期待したいですね。
今回のコロナ騒動で世界恐慌と違うことは、大きく3つあると思っています。
1.ウイルスが原因であること
2.通信網が発達していること
3.金本位制から脱却している
ウイルスが原因であることから、ウイルスさえなんとかすれば元通りになるのではないかと考えている人も多いでしょうが、それは甘く見積もりすぎです。
すでに破産や事業縮小が多くの企業で起きており、収入が見込めないから投資もできないという負のループが始まっています。
このループから抜け出す必要があるというだけで、リーマンショック級の被害があり、さらに、ウイルスにおびえないといけないというマイナスポイントが付与されているのです。
ウイルスに対するワクチンが早々に出回らないと世界恐慌を大きくしのぐ経済危機になりかねません。
一方、インターネットなどの通信網が発達していることは世界恐慌の時にはなかったプラス要素です。
より多くの人に容易に関わることができるようになっており、需給がマッチングしやすくなっていることが経済回復に向けては良いポイントです。
また、金本位制を脱却しているというのも経済回復のためには重要な要素です。
各国が流通する通貨量をある程度コントロールできるため、スムーズな経済回復を図る一助となるでしょう。
現に、1931年には日本やイギリスが金本位制を廃止、1933年にはアメリカが金本位制を廃止と、世界の国々が世界恐慌の前後で、経済を安定させるための施策として金本位制の撤廃を行っています。
今回は各国が経済のコントロールをしやすい状態ですので、経済は世界恐慌ほど大きな損失を産み出さず改善することができるのではないかと考えています。