合格者のQC検定1級の論述対策

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品質管理(QC)検定1級。

 

私は2019年秋の試験で合格しましたが、非常に難易度の高い試験です。

 

難易度の高い理由の一つが論述試験が存在すること。

 

論述試験については無対策で行くと確実に躓きます。

 

そしてインターネットで調べてみても私が受験した2019年当時はQC検定1級に対するまともな論述対策の情報がなく、苦労しました。

 

ということで、私の論述対策について情報を残しておきます。

 

これからQC検定1級を受けるという人の一助になればと思います。

 

 

 

評価基準

まず、QC検定1級の論述問題の評価基準はこちら。

●プロセス・ストーリー・方策が過不足なくまとめられている。

●プロセス・ストーリー・方策に誤りがない。

●効果・特徴や問題点の考察が妥当である。

●十分な経験に基づく記述であることがわかる。

●記述に特別な工夫が見られる。

●当たり前でないアイデアが見られる。

 

これだけではどのように書くのがよいのかよくわかりませんよね。

 

何を書けばいいか

習うより慣れろということで私が論述問題対策で一番使った問題集を紹介します。

18章で26例ほど論述問題の例が取り上げられているため、それらを読み込んでいけば大体どのような方法で書けばいいのか見えてくるはずです。

 

上述の問題集を読み進めて私が大事だと思ったのは次の4点です。

・自分の立場をはっきりと書くこと。

・章立てして読みやすくすること。

・as is・to beがあるとわかりやすい。

・上手くいかなかったことでも、次につながるまとめ方ができればよい。

 

 

 

文字数

また、もう一つ大事なポイント。

論述の解答文字数。

600字~700字程度を目安とするといいでしょう。

 

論述試験の解答用紙は横30文字×縦25行の罫線が引かれており、最大750文字が想定されているようです。

 

章立てや段落区切りで適宜改行した場合、600字~700字書ければいい感じです。

 

なお、裏面には書いては駄目というルールはありますが、罫線に沿って書いては駄目・罫線をはみ出して書いては駄目というルールはないので、その気になれば1000文字書いてもいいのかもしれません。

が、600字~700字程度で伝わる内容を書けば合格できます。

 

 

 

時間

そして最重要問題、時間。

 

できれば論述問題に45分くらいの時間を取りたいです。

そのためには約100問の記号問題を1時間15分のペースで解かなければなりません。

 

記号問題はゆっくり考えて問題を解けるレベルでは論述問題に間に合いません。

 

書き方を抑えておけばOK

また、論述問題も制限時間内で0から考えるのは結構大変なので、大体どんなことを書くか何パターンか考えておき、出題された問題の中で近いものがあれば考えていた内容を使っていくのがいいでしょう。

と、試験直前までは考えていたのですが・・・

 

いざ試験を受けてみると、自分が考えていた内容より、試験問題ででてきたビッグデータに関する論述問題が私のシステムエンジニアの経験を活かせると瞬時に感じ取り、まったく準備していない内容を自分の経験と空想と脚色で書き上げました。

(伝わりやすいように脚色することは大事です!)

 

全く準備していなかったことを論述で書けたのは、基礎の部分をそれまでに問題集を通して学んでおり、しっかりと上述の私が大事だと思ったポイントを盛り込めたからです。

 

QC検定1級の論述試験対策としては本当にこの問題集をお勧めします。

良いもの、正しいものを読むことが合格への近道だと思います。

私の勉強法は正しいことを繰り返し読む - アーシの稼ぐファーストステップ

 

 

 

まとめ 

「600~750文字で」

「章立てして読みやすく」

「自分の立場を明確にし」

「プロセス・ストーリー・方策を過不足なくまとめ」

「問題点の考察が妥当であり」

「次に繋がる」

 記述ができれば論述問題はばっちりです。

 

 

 

 

 

その他QC検定1級関連の話題はこちらです。

 

【合格したとき】

arsinput.hatenablog.jp

 

【過去問の勉強はいっぱいしました】

arsinput.hatenablog.jp

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